煉獄会報 Vol.1
散った桜も大地に吸われ、来月はもう梅雨に陥ります。
今年も、GWを鎮痛剤に、鯉のぼりを上げるしかない季節が訪れました。
ごきげんよう、会員の皆様。我々はついに平成を打ち破りました。
本日、会報として皆様にお伝えしたい事が2点あります。
1.煉獄のお絵かき倶楽部のこれまでの活動の振り返り。
2.以蔵さんの乳首の件
これまで煉獄のお絵かき倶楽部は、多くの過ちを嗜んできました。
特に、定期的に開催される「うろ覚え大会」で拵えた十字架の数はとても背負い切れるものではありません。我々は胸のかわりに腹筋を痛めつつ、新たな知見を獲得して行きました。
「うろ覚え大会」は非常にシンプルです。
お題が出され、参加者はそれを描くべく頭を捻らせます。
結果、回答を大別すれば「思い出せたモノ」「思い出せなかったモノ」のどちらかになるのがシンプルな道理ですが、不思議な事に、現実にはそのどちらにも当てはまらないモノが度々生まれます。これを「煉獄キャラ」と名付け、また作品が煉獄キャラに分類されることを「煉獄入り」と呼ぶようになりました。
煉獄入りは名誉な事です。皆さん。誇りを持ってください。
貴方の生み出した煉獄作品は、核廃棄物のように参加者たちの記憶に残り続ける事でしょう。
さて、本日のもう一点は非常に悲しい話題となります。
帝都小説大会におけるお題「桜」「陽だまり」においての出来事です。
友人に相談を受けましたので「以蔵さんの乳首を桜と見立ててはどうか」「陽が溜まったのが、陽だまりであれば虫眼鏡で集光したソーラービームも陽だまりである。これで以蔵さんの乳首を焼けばよい」と適々格なアドバイスしたところ、屁理屈に無理屈を重ねられ、「男の乳首に価値を見出せない」等と猛却下されました。
なんということでしょう。弾丸すらはね返しそうな頭の固さではありませんか。
この出来事を別の友人に嘆いたところ、彼もまた「男の乳首に価値を見出せない」などと、同様の見解を述べたのです。乳首リテラシーの低下を実感いたしました。
今月から新年号「令和」が始まりました。
新時代の幕開けに、GWは第二の正月が訪れたかのような明るさを迎えております。
一方で、我々が知らず知らずのうちに平成の時代に置き忘れたモノは、もしかすると存外に多いのかもしれません。
以上でもって、以蔵さんの乳首を救う会の第1号目の会報といたします。